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去年出て以来評判を聞く機会はありながら積まれていたこちらの本。
遅ればせながら、そして久しぶりにしっかりめに歴史関連の書籍を読みました。
『応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 』(中公新書) 呉座勇一

同じく中公新書で今年出版された『観応の擾乱 - 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い』もそうなのですが、室町時代に遂に陽の目があたってきているような、胎動のようなものを感じますね…!

まず、この本を読んで最も印象が変わったのは興福寺。事実上大和国の守護を担っていたとは。

それから、印象深かった武将で言うと、総じて西軍に多い気がしました。
大内正弘、朝倉孝景、斎藤妙椿などです。

こうした中でひとり挙げるとすると、畠山義就が気になりました。
室町幕府の三管領家の1つである畠山氏の家督相続を巡って従弟の弥三郎政久・政長一派と対立し、応仁の乱を引き起こす切っ掛けとなった張本人。
この本の冷静な著者をして、驍勇無双と言わしめる軍事的才幹、三管領家の1つである畠山氏出身にも関わらず、幕府の権威を物ともせずに実力主義を貫き、河内に独立王国を切り取った人物です。
北条早雲や朝倉孝景の名前に並ぶ戦国大名の先駆的な存在であるとのことでした。

ですが、こうしたミクロな胸熱ポイントはさておき…

マクロな視点で見ると、やっぱり中世はカオスだなあというのが感想です。
鎌倉~室町では、例え安定期と言われるような時期であっても、江戸時代のように全国どこでも合戦がない、などという平和な時代は長くても30年間も続いてないと思います(きっちり数えてないのですが)。
権力闘争などですぐに合戦が起こっています(中には外敵の侵攻なども致し方ないものもありますが)。

こうしてみると、戦国時代や幕末、源平合戦が人気がある理由は、
①そこ(乱世)での様々なドラマの末に大きな時代の転換に成功して、次の幸せな時代を迎える(ハッピーエンド)。
②そして、そのハッピーエンドに至る過程が長すぎず、殆ど一世代の物語として語ることができる
なのではないかと思いました。

対して建武の親政~南北朝時代や戦国時代に至るまでの室町時代になかなかスポットライトがあたらない理由としては、その逆、
①応仁の乱や観応の擾乱に象徴されるように、始まりや終りが明確でなく、またその過程で大きなドラマもない
②(鎌倉幕府倒幕~建武中興~観応の擾乱~南北朝合一という流れだけを見ても)三世代以上に跨る等、タームが長すぎて、登場人物もその分膨大で関係性も入り組みすぎて複雑
といったところでしょうか。

そうしてみると、長く長く続いた戦乱の世をきっちり収めて素晴らしい次世代を創った、江戸幕府の統治って我々が思っている以上に価値のあることだったんじゃないかという気がしました。
特に、江戸幕府のあの統治機構でなかったら、織田や明智や豊臣が天下を一時的に取ったとしても、同じように現代日本の土台となったような泰平の世を築けたかどうか…
また中世に逆戻りしていたかも知れませんし、そうなっていたら日本は今とはまったく別の国になっていたかも知れません。

まあすべてたらればなんですけど。

以上、素人の感想でした…!
お粗末様です。

(需要あるかわかりませんが、畠山義就Tシャツ制作の可能性は高いです。)



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