日本の詩人、歌人、翻訳家。
代々開業医である名家の長男として生まれ、跡取りとして医者になることを期待され、小学校時代は学業成績もよく神童とも呼ばれたが、8歳の時、弟がかぜにより病死したことで文学に目覚めた。
中也は30歳の若さで死去したが、生涯で350篇以上の詩を残した。その一部は、結婚の翌年刊行した処女詩集『山羊の歌』、および、中也の死の翌年出版された第二詩集『在りし日の歌』に収録されている。訳詩では『ランボオ詩集』などフランス人作家の翻訳もしている。
生前の中也は『山羊の歌』の詩人として、小林秀雄、河上徹太郎らの友人から高く評価され、また室生犀星、草野心平、萩原朔太郎らも独特な歌の世界を貴重なものとして見ていた。
没後は『文學界』『紀元』『四季』などがあいついで追悼号を企画、戦後には、復員した大岡昇平の編集解説で『中原中也詩集』が創元社より刊行、大きな反響を呼んだ。(Wikipediaより)
