サラーフ・アッ=ディーンは、12世紀から13世紀にかけてエジプト、シリア、イエメンなどの地域を支配したスンナ派のイスラーム王朝であるアイユーブ朝の創始者。
現イラク北部のティクリート出身で、アルメニアのクルド人一族の出自である。
エジプトとシリアを支配し、エルサレム王国を1187年に破って聖地奪還を成し遂げ、さらに第3回十字軍率いるイングランドの獅子心王・リチャード1世との激戦の末、聖地エルサレムの主権を保ったまま講和を成立させたことから、イスラム世界の英雄とされる。
なお、サラーフ・アッ=ディーンは、「信仰の救い」を意味するラカブ(尊称)である。
欧米では慣習的に Saladin(サラディン)と呼ばれる。
サラディン 歴史人物Tシャツ113
