明治時代の実業家。薩摩藩士。通称は才助。
藩命により幕府の長崎海軍伝習所に遊学、以後明治まで主として長崎に居をかまえ、諸藩の志士と交遊しトーマス・グラヴァーとも親交を重ね開明的知識を養う。
薩英戦争が起こると寺島宗則と共に英艦隊と交渉に当たるが、捕虜となり横浜に拉致される。
釈放後、薩摩藩留学生の引率者として英国に渡った。
渡欧中薩摩藩主に富国強兵に関する18カ条の建言書を送り、帰国後は薩摩藩の殖産興業政策を推進。
明治政府成立後、参与となり、大久保利通の経済政策ブレーンとしても知られた。この間、大阪経済界とも接触。
その後官を辞して実業界に入り、リーダーシップをとって大阪財界の指導者となった。
政界との関係深く、政府から多額の補助金を得、北海道開拓使官有物払い下げ事件を引き起こすなど政商のイメージが刻印されている実業家であるが、沈滞気味であった明治初期の大阪経済界をリストラクチャリングさせた功績は大きい。
また、2016年のNHK連続テレビ小説「あさが来た」でヒロインを支える人物として登場。俳優のディーン・フジオカが演じて注目された。
(朝日日本歴史人物事典などから引用・抜粋・加筆)



