【開店の経緯】
歴史上の人物のTシャツというと、きっと誰もが一度は見かけたことがあるのは、何故かキューバ革命の英雄、チェ・ゲバラのものでしょう。
↓こういうやつですよね。
でも、↓の笑い話じゃないですけど、ゲバラ、我々日本とあまり関係ないですよね。
新宿東口にゲバラのTシャツ着た男がいたんだけど、ツレのギャルがゲバラを知らなかったらしく、男が「ウッソお前ゲバラ知らねえの!?Tシャツ界で超有名な人だぜ!?」って説明してて、なかなか斬新な紹介の仕方だなと思った
— ジェット・リョー (@ikazombie) 2012年9月16日
Tシャツは、気軽に手軽に取り入れることができる、老若男女万人にとってカジュアルなファッションアイテムでありながら、他人から見られることが多く、個人的な信条、嗜好、事物に対する愛着などを、ビジュアルでひと目で伝えることができます。
自己表現の手段として、とても有効なものなのです。
それを、特に思い入れのないデザインのもので済ませちゃうって、勿体無いんじゃないでしょうか?
というのが、帝都Tシャツ店開店に至った切っ掛けです。
【ゲバラだけじゃない!】
我々の国・日本はもちろん、世界の悠久の歴史には、何もチェ・ゲバラだけに限らず、Tシャツデザインしがいのあるポートレイトや肖像画を残してくれている、数多の英雄、様々な個性で歴史を彩った魅力溢れる先人たちがいらっしゃいますよね。
日々のファッションのアクセントに、尊敬する、親しみを感じる、あるいは思い入れのある人物の姿を身に纏い、常に身近に感じ、そして通りすがりの人々の目にも触れて感じていただけるということは、決して無意味なことではないと想っております。
【デザインについて】繰り返し着たくなるよう、なるべくシンプルに、より粋を感じられるように・・・
実は、観光地のお土産屋さん等に行くと、その土地にまつわる歴史上の人物だったりをデザインTシャツにしていたりと言うことも、特に最近は少なくないと思います。
しかし…袖や背面にまで家紋や花押や、厳ついフォントを用いた文章が書かれていたり…
なんというか装飾過多、っていうことが多くないですか???
もしくは、過剰にかわいらしく2頭身くらいにキャラクター化したものとか…
これ、誰が着る想定なんだろう…みたいな…
(スミマセン、しかし、これまで求めて探してきた者としての実感です。)
要素を詰め込みたくなる気持ちは、実際自分で作るようになってよくわかるようにはなりました。
しかし、我々日本人の美的感覚からすると、あまりに直截的な表現であったり、装飾過多というのは、野暮ったいと感じてしまうと想うのです。
ですので、当店のTシャツは、実際に日々繰り返し着たくなるよう、なるべくシンプルに、より粋を感じられるように、
しかし、ひと目で見た人にカッコいい、かわいい、お洒落、といった感覚以上のなにかが伝わるようにとの想いで、Tシャツを制作しております。
具体的なデザインとしては、パブリックドメイン(公共財)として扱われているポートレイトや図版を元にし、もっとも慕しまれている歴史上の人物のTシャツである、チェ・ゲバラのものを念頭に置いて、Tシャツデザインらしく版画・切絵風のモノクロデザインに落とし込む、という形式をベースにしています。
尚、店主の美意識として、また、先述の自己表現手段としての機能から、すべて前面柄となっております。
(ただし、この点については個々の感性に寄るところも大きいかと存じますので、背面柄を是非に、などのご要望が多ければ極力承ります。)
それでは、少しでもお気に入りましたら、是非ご贔屓の程、宜しくお願い申し上げます。
店主