夏目漱石の長編小説であり、処女小説である「吾輩ハ猫デアル上・中・下篇」。
橋口五葉の装丁、中村不折、浅井忠の挿絵でたいへんお洒落な初版本のアートをモチーフとしたTシャツ7種同時リリースです。
中学教師の珍野苦沙弥(ちんのくしゃみ)の家に飼われる猫が、そこに集まる高等遊民たちの言動を観察、記録して、人間の愚劣・滑稽(こっけい)・醜悪を痛烈に批判し、嘲笑(ちょうしょう)するという趣向の小説です。
高浜虚子(きょし)の勧めで写生文として書いたものだが、読者の支持を受け、11回にわたって書き継がれました。
苦沙弥は戯画化した漱石自身で、見る機能としての猫の目を設定して、人間社会と自己を自在に笑い飛ばす自由を手に入れており、また金権主義の実業家に対する罵倒(ばとう)など、漱石の正義感が遺憾なく吐露されています。
パロディーやカリカチュアライズ、デフォルメなどの手法も多用。落語を思わせる語り口や近世以来の言語遊戯など、痛快な笑いの文学となっっています。
吾輩は猫である – 青空文庫 はこちらで御覧下さい!
小説家夏目漱石の誕生を告げた記念すべき作品です。
(以上、日本大百科全書(ニッポニカ)より)
夏目漱石Tシャツも併せて如何でしょう。
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